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ナンキンハゼの育て方の注意点を公開!実からは蝋(ロウ)が取れる?!

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ナンキンハゼ(南京黄櫨)は、ハゼノキの代替として蝋(ロウ)を採取するために用いられるようになった中国を原産とする樹木です。

中国から渡って来たものには、名前に「唐(とう)」を付けることがよくありますが、ナンキンハゼも御多聞にもれず「トウハゼ(唐黄櫨)」という別名があります。

それにしても、中国の南京が原産という訳でもないのにもかかわらず、「南京」と名前に付けるのはどうしてなのでしょうか。

その理由を調べると、明治から昭和初期にかけての日本では、海外から来たものの名前に「南京」と付けるのが流行したからなのだそうです。

たとえば「南京錠」「南京豆」「南京玉すだれ」「南京虫」などが現在でもよく知られていますが、当時は中国の南京から輸入した訳でもないものにも「南京」と付けていました。

結局ネーミングにおいての「南京」は「外来の」という意味を持つ接頭語であり、よりエキゾチック感を出したいときに使っていたということです。

ナンキンハゼは、江戸時代に上海から長崎に持ち込まれたのが最初だとされています。

さて、今回は南京から来たわけではありませんが中国原産の「ナンキンハゼ」のご紹介です。

ナンキンハゼ(南京黄櫨)とは?

ナンキンハゼは、トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木です。

ナンキンハゼは、乾燥に強く、剪定にもよく耐え、紅葉が美しいことなどから公園樹や街路樹として広く利用されています。

ナンキンハゼの樹高は6~15メートルほどになり、葉は先の伸びたひし形をしており、秋になると赤色に紫や黄色が加わったような鮮やかな色で紅葉をします。

開花の時期は、6月から7月頃にかけてで、枝の先に長い穂状の黄色い花序が作られます。

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ナンキンハゼは秋になると果実を付け、その果皮が割れると中から白い粉に包まれた3個の種子が出て来ます。

この白い粉が蝋(ロウ)であり、種子は果皮から自然に離脱することはなく、冬でも樹の上に留まっているため、白い星をまき散らしたように見えます。

ナンキンハゼとハゼノキ

ナンキンハゼは、ハゼノキのように紅葉が美しいので名前が付けられたともいわれますが、外見はハゼノキとは大きく異なっており、また分類上もハゼノキはウルシ科であるため全く違っています。

ハゼノキは、ウルシ科であるため触るとウルシのようにかぶれることがあります。

ナンキンハゼの方は、ハゼノキのように触ってもかぶれませんが、種子には毒があるので注意が必要です。

ナンキンハゼの育て方

ナンキンハゼは、日当たりの良い場所であれば土質を選ばず、風通しの良い場所で管理すれば、病害虫もほとんど見られません。

ナンキンハゼは、暖かい地方が原産の樹木であるため、植栽する適地は関東以西です。寒冷地では生長しても、あまり綺麗に紅葉しないとのことです。

ナンキンハゼは、移植が難しいので植え付の際は、場所を良く考慮する必要があります。

また、ナンキンハゼは、旺盛に生長して樹形もどんどんと横への広がって行くため、育てる場所には余裕を持たせる必要もあります。

ナンキンハゼは、一般の家庭で庭などに地植えするのには少々無理があるため、鉢植えで管理し育てるのが望ましいとされています。

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