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トウネズミモチの種類や品種を公開!要注意外来生物になっているの?!

投稿日:2017年5月20日 更新日:

トウネズミモチは中国が原産の小高木で、今や日本各地に急速に広がっているため、「侵略的外来樹木」として注意が必要とのことです。

日本に在来する生物の生態系を脅かしたり、人や農林水産物に被害を与えたりする外来生物は「特定外来生物」に指定され、法律で規制されたり国や自治体が駆除を行っているのはよく知られています。

トウネズミモチは、外来生物法では「要注意外来生物」ということなので、植栽しても大丈夫なものかと思い環境省のホームページを閲覧してみました。

すると、外来生物法で規制の対象となっているものとは違って、トウネズミモチが従来の生態系に悪影響を及ぼすおそれがあることから、利用に関わる個人や事業者等に対し適切な取扱いについて理解と協力を「お願い」するとのことでした。

鳥によって種子がまき散らされて容易に分布を拡大するため、利用に当たり地域によっては適切な代替物の検討が望まれるとのことです。

さて、今回は要注意外来生物になっているという「トウネズミモチ」のご紹介です。

トウネズミモチ(唐鼠黐)とは?

トウネズミモチは、モクセイ科の常緑性小高木で、明治時代に日本に渡来しました。ネズミモチに似ていて中国が原産であることが名前の由来となっています。

樹高は、生長すると15メートルほどになり、夏には小さなラッパ状で先が4裂する白い花をたくさん咲かせます。

果実は、長さ1センチほどの黒紫色に熟した球形をしており、野鳥が好んで食べるために糞に混じって種子が各地に散布されます。

大気汚染に強く公害にもよく耐えるため、街路樹や公園緑化樹などとして広く植栽されています。

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トウネズミモチの種類と薬効

トウネズミモチの園芸品種には、葉にピンク色や白い斑が入る種の「トリカラー」があります。

最近のガーデニング界で「プリベット」として流通し、生垣として用いられる樹種は、ネズミモチの仲間の英名になります。

日本で「プリベット」と呼ばれているものは、中国が原産のシネンセ種で香りのよい白い花を咲かせます。

トウネズミモチの果実は、熟した後に乾燥させたものは「女貞子(じょていし)」と呼ばれる生薬となり、強心、利尿、強壮、強精などの効能があるとされています。

また、日に干した果実をホワイトリカーに浸けて果実酒にして利用することで、同じような効果があるとされてもいます。

トウネズミモチとネズミモチの違い

2種の違いとしては、ネズミモチの樹高は低く、葉は小さめで先端が少し尖っています。

一方、トウネズミモチの葉は、先端が徐々に細くなり鋭く尖っているように見えます。

また、2種の葉を陽にかざして裏から見ると、ネズミモチの葉は厚くて葉脈が透けて見えないのに対して、トウネズミモチの葉は薄いので葉脈がはっきり透けて見えるため区別が付きます。

他にも、果実の色は共に紫黒色をしていますが、トウネズミモチの果実は白い粉をふいて白っぽく見えるという違いもあります。

さて、要注意外来生物になっているというトウネズミモチですが、日当たりの良い場所で旺盛に繁殖する陽樹であるため、河川など開けた環境に侵入して広がりやすいとのことです。

そのために、トウネズミモチが、在来種のネズミモチと競合したり交雑したりと何らかの影響を与えることが問題視されています。

これまでトウネズミモチは、都市を中心に大量に植えられて来ましたが、今後は植栽に用いないで、実生・稚樹の抜き取りや伐採を行うとのことです。

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