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オシロイバナの花は夜開く?!種はつぶすと中からオシロイが出て来る?!

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オシロイバナは、種をつぶすと白い粉のような胚乳が出て来て、白粉(おしろい)のようなのでその名が付きました。

これまでの人生で、女形やビジュアル系バンドや女装などの経験はなかったため、顔に白粉を塗るような場面には巡り合えませんでした。

でも、白粉を塗るシーンなら忘れられない映画があります。

『ベニスに死す』で、老音楽家が若さを取り戻してやると床屋に白粉を塗られ、まるで死化粧のようでゾッとするシーンです。

『ベニスに死す』ほどの名作ともなると今さら何を語らんやですが、映像と音楽だけでセリフの全くないラストは何度見ても恐ろしくなります。

シナリオの段階では、海に入り彼方を指す美少年に向かって、老音楽家が切々と胸の内を語り別れを言うモノローグがあったはずでした。

しかし、実際の上映作品ではそれが一切なし、カメラもせいぜいズームで寄るぐらいで撮影技術の必要すらなし。

言葉もカメラワークも必要としないヴィスコンティ監督の映像世界は何度観ても圧倒されて、驚きのあまり私は顔面蒼白きっと白粉を塗ったようになってしまっていると思います。

さて、今回は、「オシロイバナ」の紹介です。

オシロイバナとは?

オシロイバナ(白粉花)は、南アメリカを原産とするオシロイバナ科の多年草または一年草です。

オシロイバナは、毎年花を咲かせる多年草ですが、日本では冬の寒さに当たると枯れてしまうので春に種をまいて花後に枯れる「春まき一年草」とされています。

暖かい地域で霜に当たらなければ、地上部は枯れても根が冬を越し毎年花を咲かせます。

開花時期は、6月から10月で、花はろうと形で花径が3センチほど筒状の部分が5センチほどの大きさです。花色には赤、ピンク、白、黄色などがあります。

オシロイバナには花びらがないのが特徴で、花びらに見える部分は萼(がく)で、花の付け根にある緑色の萼(がく)のようなものは総苞(ほうそう)です。

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オシロイバナは、夕方に花を開き翌朝にはしぼむ一日花ですが、開花時期には次々と新しい花をさかせてくれます。

オシロイバナが夜開性なのは、夕方に活動する昆虫に対してはカラフルな花の色で引き寄せ、夜に活動する昆虫に対しては花の香りで引き寄せるためだといわれています。

オシロイバナの種類

オシロイバナの種類には主に、「Mirabilis jalapa(ミラビリス・ヤラッパ)」と「Mirabilis longiflora(ミラビリス・ロンギフローラ)」の2種類があります。

オシロイバナというと、一般的にはミラビリス・ヤラッパのことを指し、属名の「Mirabilis(ミラビリス)」は、ラテン語の「不思議な」が語源で「jalapa (ヤラッパ)」は原産とされるメキシコの地名です。

一方、ミラビリス・ロンギフローラは、和名を「ナガバナオシロイバナ(長花白粉花)」といい、筒状の花はとても長いのが特徴で10センチほどあります。

オシロイバナの毒性

オシロイバナには全草に毒性があります。

特に根や種子には、アルカロイドの1種であるトリゴネリンが含まれているので、誤って口に入れると嘔吐や腹痛や下痢などの中毒症状を引き起こす危険性があります。

家の庭や道ばたに普通に植えられていますから、子供が誤って口に入れたりしないよう注意が必要です。

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