夏の植物

モッコクは赤い実を付けるのでアカミノキとも呼ばれ庭木の王様なの?

投稿日:2017年4月23日 更新日:

モッコクは、昔から「持つ(モツ)濃く(コク)」の語呂から良縁に恵まれる木とされて来ました。

現在でも神社の境内には、縁結びの木として植えられていることが多くあります。

埼玉県にある「久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)」の境内には、寄り添って生える2本のモッコクの巨木が植栽されています。

根元が結ばれた状態で夫婦のように共に生長を続けることから「夫婦めおとモッコク」と呼ばれ、「縁結びの木」として良縁祈願に訪れる人も多いのだそうです。

「久伊豆神社」は「クイズ」とも読めることから、勝負運や合格祈願の「クイズ神社」としても有名です。

『アメリカ横断ウルトラクイズ』の会場となったこともあり、クイズ番組の優勝祈願のために訪れる人も増えているのだそうです。

また、クイズ番組の制作者も「久伊豆神社」を参拝するのが業界の恒例となっているとのことですが、私の好きだった『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』の制作関係者が訪れたかどうかは定かではありません。

さて、今回は縁結びの木とされる「モッコク」のご紹介です。

モッコク(木斛)とは?

モッコクは、関東以南から朝鮮半島や中国に分布するツバキ科の常緑性の広葉樹です。

日本庭園には欠かせない「庭木の王」と称され、庭園では庭の中心となる木という意味の「真木」として用いられて来ました。

モッコクは、成長はやや遅く樹形が乱れにくいのが特徴ですが、樹高は5メートルほどに時には大きくなると15メートルほどにまで生長し、幹の直径は80センチにもなります。

モッコクの開花時期は、7月ごろで淡いクリーム色の花を咲かせます。花後には球形の1センチほどの果実ができ、秋には小さなリンゴのように赤く色付きます。

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果実の皮はぶ厚くて、熟すと裂けて中から濃い赤色の種子が出て来ます。モッコクは、赤い実を付けることから「アカミノキ」とも呼ばれています。

モッコクの由来と利用

モッコクの名前は、花の香りが洋ランの1種である「石斛(セッコク)」に似た木という意味で命名されたとされています。

モッコクは、葉が美しく樹形が整うため、庭木として植栽される他に、赤褐色をおびた堅くて緻密な材は床柱や木工(寄木細工、櫛など)に利用されています。

沖縄にある首里城は、モッコクを建材としていることで知られています。

また、樹皮は繊維を茶色に染める染料として使われもます。民間療法では、葉を乾燥して煎じたものを腎疾患や肝疾患に用いるとのことです。

モッコクの種類

モッコクの園芸品種には、葉に斑の入った「フイリモッコク」や樹高の低い「ヒメモッコク」などが知られています。

「ヒメモッコク」は、葉の先端部にはギザギザが入り、葉の軸が紫色を帯びるという特徴があります。

モチノキとモッコクは全くの別種ですが、ともに「庭三大木」と称され混同されることがしばしばあります。

2種の違いは、モッコクは葉の付け根が赤いのに対し、モチノキは緑色であることなどで区別することができます。

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