夏の植物

ナンテンの増やし方は?薬効もあるけど有毒成分も含んでいるの?!

投稿日:2017年4月16日 更新日:

ナンテン(南天)は、縁起の良い木として玄関先に、また邪気を払うためにと家の裏鬼門に植えたりします。

でも、私の実家では昔トイレの前にナンテンが、何株も植えられていたことを思い出します。

40年ほど前の話しになるのですが、実家のトイレは家の外に設置されていました。

昔は「南天手水(ちょうず)」といって、水がない時は殺菌効果のあるナンテンの葉で代用したのだそうです。

また、トイレでお年寄りが転んだりすることが多いので、ナンテンにつかまれるように植えていた目的もあったとのことです。

難(ナン)を転(テン)じるという意味を込めて植えられていたのは、それなりの理由があったというわけです。

現在では、南天のど飴で広く知られていますが、料理などにも添えられていたりと身近な存在でもあり、今回は「ナンテン」をご紹介します。

ナンテン(南天)について

ナンテンは、原産国である中国では「南天燭」や「南天竹」と呼ばれていたのが、日本では略され「南天」なったのが和名の由来です。

ナンテンは、梅雨の時期に白い花を咲かせ、晩秋から冬にかけて小さな赤い果実を付けます。(まれに白い果実もある)

ナンテンの花言葉は、実の色によって違っています。赤い実の花言葉は、「幸せ」「私の愛は増すばかり」「よい家庭」です。

白い実は、「深すぎる愛」「機知に富む」「募る愛」です。

ナンテンの薬効

ナンテンの実は、アルカロイドの一種であるドメスチンを含んでいて、咳止めに効果があります。

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しかし、ドメスチンは有毒成分で、多量に摂取すると神経麻痺を引き起こすため注意が必要です。にもかかわらず、ナンテンの実は鳥たちにとっての大好物でもあります。

有毒な成分が含まれているため、鳥たちは一挙にまとめて実を食べてしまうことはせず、長い期間にわたって食べ続けられフンと共に種を全国各地に落としてくれるという仕組みになっているわけです。

ナンテンの葉も、シアン化水素という有毒成分を含んでいますが、わずかな量であるために危険性はなく、かえって殺菌や防腐効果に役立っています。

「南天葉(なんてんよう)」という生薬にもなっており、解熱作用や咳止めや胃腸の調子を整える効果があるとされています。

ナンテンの植え替えと増やし方

ナンテンは、鉢植えで育てる場合は、根詰まりを起こして花や実の付き方が悪くなるため、2~3年に1度の植え替えを行います。

植え付けの適期は、4月または9月です。また、福寿草(フクジュソウ)や葉牡丹との寄せ植えで楽しむこともできます。寄せ植えには、樹高の低い品種の「オタフクナンテン」が最適です。

福寿草との寄せ植えなら「難を転じて(南天)福となす(福寿草)」で、縁起が良いとされお正月飾りになります。

ナンテンは、挿し木や種まきで増やすことができます。

挿し木の適期は3月後半ごろで、前年に伸びた枝を15センチほどに切り落とし、用土に挿して乾燥させないよう管理します。

種まきの場合は、11月頃に種を採取し果肉を取り除いたらすぐに土にまくようにします。翌年の春には芽が出ますが、開花して実がつきようになるには4~5年かかります。

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