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クチナシの花は贈られると幸せなの?!舞踏会ではドレスの胸に飾る花?

投稿日:2017年4月8日 更新日:

クチナシは、強い芳香を放つ白い花を咲かせる常緑樹です。

クチナシは、アメリカでは女性をダンスパーティーに誘う時に贈る花とされ、映画『旅情』にクチナシの花が登場したことで知られるようになりました。

映画ではヒロインのキャサリン・ヘプバーンが、旅先で花売りのカゴに入った色々な花の中からクチナシを選びます。

その理由は、初めての舞踏会でドレスにクチナシの花を胸に飾りたかったのに適わなかったから。

この伏線は、映画のラストでの別れのシーンでロッサノ・ブラッツィが手にする白いクチナシの花に集約されます。

作品は、男性に縁の無かったオールドミスと「空腹なら、ステーキが食いたくても、スパゲティが出て来たらそれを食え!」みたいなことをズケズケ言う中年男の物語です。

『アラビアのロレンス』や『ドクトル・ジバゴ』のデヴィット・リーン監督作品でありながら、歴史の荒波にもまれることも、時代という運命に引き裂かれることもない小粋で大人の恋愛を描いた映画でした。

さて、今回は『旅情』でドレスに飾りたかったという「クチナシ」のご紹介です。

クチナシとは?

クチナシは、東アジアに広く分布するアカネ科の常緑低木です。開花時期は、6月から7月で香りの強い白い花を咲かせます。

花の色は、白色から黄色へと段々と変わっていきます。クチナシは、10月から11月にオレンジ色の果実を付けます。

クチナシの乾燥させた果実は、古くから黄色の着色料として用いられて来ました。また、乾燥処理したクチナシの果実は、「山梔子(さんしし)」または「梔子(しし)」と呼ばれる生薬として使用されています。

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クチナシの名前の由来は、果実が熟しても割れないため「口無し」と呼ばれるようになったという説があります。

クチナシの種類と花言葉

クチナシの基本種は、6枚の花びらからなる一重咲きですが、八重咲きの変種や品種などもあります。

「ヤエクチナシ」や「オオヤエクチナシ」は、代表的な八重咲きの園芸品種です。アメリカで作られた八重咲きの品種は、「ガーデニア」とも呼ばれ果実を付けないという特徴があります。

クチナシの花言葉は、「私は幸せ」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」「胸に秘めた愛」です。

「私は幸せ」の花言葉は、アメリカでダンスパーティーに女性を誘う時にクチナシの花を贈ることから、贈られた女性の気持ちを表しているといわれています。

クチナシの植え付けと育て方

クチナシは、寒さに弱く乾燥を苦手とします。鉢植えであれば移動が可能なため、寒冷地でも育てることができます。

夏は直射日光の当たらない場所に鉢を移動させて、それ以外の季節はできるだけ日当たりの良い場所で鉢を管理するようにします。クチナシは乾燥を嫌うため、水やりは土の表面が乾いたらタップリと行います。

クチナシは、北陸・東北地方などの寒冷地では露地植えは厳しいかと思われますが、関東より西の暖かい地域であれば屋外で栽培することができます。

日当たりの悪い場所で育てると花付きが悪くなるので、適度に日が当たる半日陰のような場所で育てるようにします。

クチナシの剪定は、花が咲き終わった直後に行います。花芽は伸びた枝の先端に花できるので、秋に強剪定をすると翌年の花付きが悪くなるため注意が必要です。

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