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チョウセンアサガオの薬効と毒性は?幻覚性物質を含む危険な花なの?!

投稿日:2017年3月28日 更新日:

チョウセンアサガオは、ナス科の植物でガーデニング界では「ダチュラ」の名で広く流通しています。

漫画『テラフォーマーズ』に登場するイワン・ペレペルキナが、手術ベースが「チョウセンアサガオ」の植物型という設定です。

チョウセンアサガオは全草に幻覚性物質を含む植物であり、イワンはそれを拳の棘からターゲットに打ち込んで幻覚に陥れるワザを使います。

『テラフォーマーズ』は、漫画とアニメまでは面白く観ていたのですが、実写版の映画は観る気にはなれませんでした。

観ていないので何らコメントするのも軽率なのですが、最近の漫画ヒット作→アニメ化→実写版映画化の図式には少々ウンザリで、漫画やアニメの人気に便乗して製作された冒険をしない映画にロクな作品は無いと勝手に思っています。

『CASSHERN(キャシャーン)』『ワイルド7』『デビルマン』『進撃の巨人』などなど日本映画界に屍累々といった感じで、観たのは映画などではなく幻覚だと信じたいぐらいです。

さて、今回は幻覚性物質を含むという「チョウセンアサガオ」のご紹介です。

チョウセンアサガオとは?

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)は、インドなどの南アジアを原産とするのナス科の植物で、江戸時代に日本へ渡来しました。

薬用として栽培されていたものが、現在は野生化もしています。

チョウセンアサガオは、園芸用には「ダチュラ」の名前で流通し、他にも、「キチガイナスビ(気違い茄子)」や「マンダラゲ(曼陀羅華)」と呼ばれることもあります。

「チョウセン」と名に付いてはいますが、朝鮮半島が原産というわけではなく、外国から入ってきたという意味合いで使われています。

また、「アサガオ」と付いてもいますが、アサガオはヒルガオ科に属する別種となります。

チョウセンアサガオは、夏から秋にかけてアサガオに似た白い花を咲かせます。

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草丈は、1メートルほどで茎はよく枝分かれをします。果実は、直径3~5センチの大きさになり、短いとげがたくさん付いた卵型をしています。

チョウセンアサガオの薬効と毒性

チョウセンアサガオの薬効は古くから知られており、明時代の中国での医学書に記述があるほどです。

また、江戸時代の外科医である華岡青洲は、チョウセンアサガオを主成分とする麻酔薬「麻沸散」を完成させ、世界初の全身麻酔による乳癌摘出手術に成功しました。

華岡青洲に関しては、有吉佐和子の小説『華岡青洲の妻』によって日本全国に名が知れ渡ったことは有名です。

また、市川雷蔵・若尾文子主演の映画『華岡青洲の妻』もあるので観た方もいるのではと思います。

全身麻酔薬の完成のため実母と妻が実験台になることを申し出てるという話しで壮絶な内容でした。

一方で、チョウセンアサガオは、全草(根、茎、葉、花などすべて)に、幻覚性のアルカロイドを含む有毒植物です。

誤って体内に入れると、喉の渇き、体のふらつき、吐き気、幻覚、妄想、悪寒などの症状が現れます。

これまでに、チョウセンアサガオの葉をモロヘイヤと間違って料理したり、根をゴボウと誤ってキンピラにして食べたりといった中毒事例が報告されています。

チョウセンアサガオの花言葉

チョウセンアサガオの花言葉は、「偽りの魅力」「愛敬」「変装」「夢の中」「あなたを酔わせる」「恐怖」です。

ガーデニング・ショップの店頭などで「チョウセンアサガオ」や「ダチュラ」の名前が付けられているものに「エンジェルストランペット」があります。

エンジェルストランペットは、「キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)」とも呼ばれ、ブルグマンシア属に属する低木または高木の植物でチョウセンアサガオとは別種となります。

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