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ムラサキツユクサの花は観賞用!雄しべの毛は原形質流動の観察用?!

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ムラサキツユクサ(紫露草)は、北アメリカを原産とする多年草で、雄しべの毛を細胞の原形質流動の観察で使うため生物の授業で習った方もいるかと思います。

原形質流動とは、細胞の大半を占めている液胞の中を、原形質が細い糸になって動いている様子のことをいいます。原形質流動は、生きた細胞でなければ観測ができません。

私も中学生の時、理科の授業で顕微鏡を使って細胞の観察をしたことがありましたが、たしか酢酸カーミン液で細胞を染色して観察したため、原形質流動は見ることができなかったと思います。

ムラサキツユクサの雄しべの毛の細胞は、液胞にアントシアニンという色素を含むため染色せずに生きた状態で観察することができます。

そこで今回は、顕微鏡で観察せずとも栽培すればきれいな紫の花は充分観賞に値する「ムラサキツユクサ」のご紹介です。

ムラサキツユクサ(紫露草)とは?

ムラサキツユクサは、毎年花を咲かせる多年草で、約20種が北アメリカから熱帯アメリカに分布します。

ムラサキツユクサの原種とオオムラサキツユクサを掛け合わせた園芸品種の「アンダーソニアナ」が、広く普及し栽培をされています。

開花の時期は、6月から9月ごろにかけてで、花は1日で萎んでしまいますが、毎日のように数輪ずつの新しい花を咲かせます。花の色は、紫色が多く他に白やピンク、赤紫色などもあります。

花の中心には、通常6本の雄しべがあって細かい毛が生えており、毛の細胞は原形質流動の観察に使われます。

ムラサキツユクサは、明治時代に日本に渡来しました。日本にもともと自生しているツユクサ(露草)とは属が違い別の植物になります(ムラサキツユクサはトラデスカンチア属、ツユクサはコンメリナ属)。

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ムラサキツユクサの種類

ムラサキツユクサには、様々な園芸品種があります。「セルレア・プレナ」は、八重咲きで花の色が青紫色の品種です。

「スイート・ケイト」は、葉の色が黄色みを帯びるた明るい緑色をした品種です。「オスプレイ」は、白い花で中心部が青や紫色なのが特徴の品種です。

「コンコルド・グレープ」は、花の色が濃い赤紫色で葉も赤みを帯びた色になる品種です。

ムラサキツユクサの花言葉は、「尊敬しているが恋愛ではない」「ひとときの幸せ」「快活」などです。

ムラサキツユクサの育て方

ムラサキツユクサは、日当たりの良い場所や明るい日陰で育てます。冬になると茎や葉が枯れて根の状態になるため、枯れた茎葉は取り除いてやるようにします。

ムラサキツユクサは、耐寒性に優れているので、冬場の防寒対策は特別にする必要はありません。

ムラサキツユクサの植え付けは、3月から6月ごろ、または9月から10月ごろに行います。鉢植えの場合は、根詰まりを起こして生育が悪くなります。

2年以上の間植え替えをしていなければ、根をほぐして土を軽く落とし新しい用土に植え替えをしてやります。

ムラサキツユクサは、花が咲き終わった後は早めに刈り込みを行います。株を地際から刈り込むと、そこから脇芽が伸びて来るので、秋には再び花を楽しむことができます。

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