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アカンサスモリスの花言葉はギリシア建築と深い関係があるの?!

投稿日:2017年3月24日 更新日:

アカンサスは、ギリシアの国花にもなっている草花で、古代ギリシアより建築物や内装などの装飾のモチーフとして用いられて来ました。

古代ギリシアの建築様式の1つであるコリント式は、円柱にアカンサスの葉がデザインされて彫られているという特徴があります。

ギリシア建築における建築様式の主要なものには、コリント式、ドーリア式、イオニア式の3つがあることを世界史の授業で習った記憶があります。

この3つの区別としては、コリント式は柱頭にアカンサスの葉の装飾があるので簡単に分かります。

ドーリア式は柱頭に装飾が何も施されていませんが、イオニア式は渦巻の飾りが付いているという違いがあります。

コリント式は、ギリシアの有名な彫刻家が、墓地で遺品を入れるかごにアカンサスの葉がからみ付いているのを見て考案したのだそうです。

でも、面白いことにギリシア建築の様式を代表するはずのコリント式は、実際のギリシア建築に用いられた例がほとんどなく、代表的建造物はローマの「パンテオン」なのだそうです。

さて、今回はコリント式の特徴であるアカンサスの種の1つ「アカンサスモリス」をご紹介します。

アカンサスモリスとは?

アカンサスモリスは、約30種からなるアカンサス属の代表種の1つで、地中海沿岸を原産とする常緑性の多年草です。

アカンサスモリスの草丈は、人の身長ほどになり、葉は、光沢があって深い切れ込みのある羽状をしています。

アカンサスモリスの開花時期は、6月から9月にかけてで、独特の形をした花をたくさん咲かせます。

アカンサスモリスの花は、上部に緑または紫色の萼(がく)を、下部に先の尖った苞があり、その間から白や淡いピンク色の花びらが筒状に出ています。

アカンサスモリス以外の種類には、ヨーロッパ南部や西南アジアが原産の「スピノサス」があります。

スピノサスの草丈は、やや小型で花付きが良く萼の色は鮮やかな赤色をしているのが特徴です。その他に、「ハンガリカス」は、落葉性があり細長い葉が特徴です。

アカンサス属は、葉がアザミに似ているため「ハアザミ(葉薊)」の和名で呼ばれることもあります。

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アカンサスモリスの濃緑色をした葉は、先端が尖ってはいますが、実際はアザミのようにトゲはありません。

アカンサスの花言葉

アカンサスの花言葉は、「芸術」「美術」「建築」「技巧」「離れない結び目」などです。

柱頭にアカンサスの葉の装飾があることで知られ、古代ギリシアの建築様式の1つであるコリント式に由来しているといわれています。

アカンサスモリスの栽培方法

アカンサスモリスは、日当たりの良い場所からいくらか日陰になるような場所で育てることが可能です。

アカンサスモリスは、ゴボウのような根を地中に広げて伸ばし、そこから芽を出して生長して行きます。アカンサスモリスは、生長するとかなり大きくなるため、露地植えで育てるのが基本的です。

アカンサスモリスは、根伏せや株分けで増やすことができます。

根伏せは、ゴボウのような根を約5~10センチのサイズに切って、横向きにして置き上から軽く土をかぶせます。やがて根から芽が出て苗が育ちます。

アカンサスモリスの株分けは、ある程度の大きさに生長した脇芽を、株本体から切り離して植え付けをします。

根伏せや株分けの適期は、3月から5月、または10月から11月ごろです。

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