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アジサイの種類は何がある?花の色が変化する仕組みはどうなってる?

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アジサイの花の色が、青色から赤色になるのは「アヤカシ」の仕業で、アジサイの下には死体が埋まっている…というCLAMPのアニメ的な展開は抜きにして、アジサイの花の色が変化する仕組みをお話します。

アジサイに限らず植物界には「アントシアニン」という色素が存在し、アントシアニンは補助色素と土壌のアルミニウムによって色が青や赤に変わります。

アジサイが持つアントシアニンは、もともとは赤色をしています。土の中にアルミニウムが含まれていて、根から吸収されアントシアニンと結合すると青色に変化をします。

アルミニウムは酸性土壌でよく溶け、アルカリ土壌では溶ないという性質があります。日本の土壌の多くは弱酸性で、そのため青色のアジサイが多く見られる傾向があります。

土壌が、中性からアルカリ性だとアルミニウムが吸収されないためアントシアニン本来の赤色に変化します。

花の色が白い品種の「アナベル」は、はじめから色素を持たないので色は変化しません。

アジサイの花の色の変化は、他にも多くの要素が関係するといわれていますので、「アヤカシ」の仕業というのも無視はできないかもしれません。今回は、「アジサイ」のご紹介です。

アジサイ(紫陽花)とは?

アジサイは、アジア、北アメリカに約40種類が分布する落葉低木で、日本にも約10種類があります。6月から7月にかけて白、青、赤紫色の花を咲かせます。

花と呼んでいるのは、大きな花びらのような萼(がく)を持つ装飾花で雄しべや雌しべは退化してありません。

雄しべと雌しべを持つ花の本体にあたるのが両性花で、咲いていても目立たないため分からないことが多いです。

「紫陽花(あじさい)」は、唐の詩人白居易が違う花を呼んだ名称で、平安時代の学者源順が、誤ってこの漢字をあてたのが広く使われるようになったとされています。

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アジサイの名前には、「味狭藍」や「安治佐為」などがありますが、藍色の花が集まっているという意味で「あづさい(集真藍)」と呼んでいたのが変化したともいわれています。

アジサイの種類

アジサイの種類には、日本に分布し原種である「ガクアジサイ」があります。

漢字では「額紫陽花」で、両性花の周りを装飾花が囲むように咲くため絵の額縁になぞらえて名前が付きました。ガクアジサイの変種が、現在の基本種にあたり「ホンアジサイ」と呼んだりもしています。

他に別種でたくさんの品種がある「ヤマアジサイ」があり、品種の中でも代表的なのは「シチダンカ」です。

白い花を咲かせ北アメリカが原産の「アメリカノリノキ」は、「アナベル」が良く知られる品種です。

日本原産のアジサイがヨーロッパで品種改良され、日本に逆輸入されたものを「セイヨウアジサイ」といいます。様々な花の色があり鉢植えで多く流通しています。

アジサイの栽培方法

アジサイは、日当たりの良い場所か半日陰になる場所で育てます。あまり風通しのいい場所では、冬の冷たい風で芽が出ないことがあります。

また、直接西日が当たる場所では、乾燥して葉焼けや水切れを起こして枯れることがあります。

アジサイは、乾燥にはとても弱いため、水切れを起こさないように注意してやります。鉢植えの場合は、花後の7月下旬から9月ごろにひと回り大きな鉢に植え替えをします。

根の生長が盛んなため、根詰まりを起こしやすいので、1~2年に1度は植え替えてやる必要があります。

アジサイの剪定は、花が咲き終わってからの6月から9月ごろに行います。樹形を整えたい時は、伸びすぎた不要な枝などを株元近くから切り落とします。

ただし、花が咲かなかった枝は切り落とさずに残すようにしないと、翌年に花が咲かないことになるので注意が必要です。

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