夏の植物

ハナショウブの種類は5000種もあるの?!アヤメとの違いも解説!

投稿日:2017年3月18日 更新日:

ハナショウブ(花菖蒲)は、端午の節句に湯に浮かべる菖蒲(しょうぶ)とは違う草花です。

ハナショウブは、菖蒲に葉が似ているためにそう呼ばれるのですが、菖蒲はサトイモ科で全くの別ものです。

菖蒲湯といえば、東京の高円寺に住んでいた頃よく行っていた銭湯が、五月五日に湯船に菖蒲を浮かべるサービスをしていたことがありました。

私が利用する銭湯は、湯船も広びろとしてなかなか快適でした。でも、とにかく湯船の湯が熱い!お湯に浸かってゆっくり体を休めようなんてわけには決して行きません。

湯船に浸かる時はできるだけお湯を波立たせないようにゆっくりと入り、首まで浸ったら必死で熱いのを我慢していました。

そんな時に誰かが、湯から上がろうとしようものなら湯が流動して「熱っ!」と飛び上がってしまうぐらいの温度でした。温度を高めに設定するのは、衛生上の問題もありますが、長湯をさせないで客の回転を良くする目的もあったのだと思います。

10分も20分もお湯にゆっくり浸って疲れを癒してというわけにはいかず、湯が熱くて3分も経たないうちに上がらないとゆだってしまう、そんな銭湯でした。さて、今回は、「ハナショウブ」のご紹介です。

ハナショウブ(花菖蒲)とアヤメ

ハナショウブはアヤメ科の草花で、ノハナショウブを原種とする園芸種です。開花の時期は、6月で白、紫、青、黄、ピンク色などさまざまな色の花を咲かせます。

ハナショウブの名前は、菖蒲に葉が似ていて、見事な花を咲かせることに由来しています。

ハナショウブは、アヤメ科であるためアヤメ(菖蒲)と呼んでも間違にはなりません。そのためハナショウブを「あやめ祭り」といった呼び名であつかう習慣があったりもします。

この2種の違いは、花びらの付け根が黄色で網目模様が無いのがハナショウブで、水辺などの湿地帯で生育します。

一方、アヤメは花に網目模様があり、畑のような乾燥した場所で生育します。

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ハナショウブの品種

5,000種類以上あるといわれているハナショウブには、「江戸系」「伊勢系」「肥後系」の3つの系統の品種があります。

「江戸系」は、江戸時代にはじめて栽培された品種で、庭植え向きという特徴があります。「伊勢系」は、紀州藩(三重県松阪市)で栽培されていた鉢植え向きの品種です。

花びらが垂れていて外花被が3枚の三英花(さんえいか)が多いという特徴があります。「肥後系」は、肥後藩(熊本県)を中心に栽培さていた鉢植え向きの品種です。

外花被が6枚の六英花(ろくえいか)が多いのが特徴です。その他にも山形県で植栽されて来た「長井古種」や「アメリカ系」の品種もあります。

ハナショウブの花言葉は、「優しい心」「優雅」「心意気」「うれしい知らせ」「伝言」です。「優しい心」や「優雅」の花言葉は、大きく垂れ下がった花びらを持つ花の姿に由来しています。

ハナショウブの育て方

ハナショウブは、できるだけよく日の当たる場所で育てます。ハナショウブのことを花菖蒲園などで水中から花が咲いている姿を見て、「水生植物」と勘違いする人も多いかと思います。

でも、あれはあくまで演出で、ハナショウブは、極度に乾燥する場所でなければ、水辺に近い湿地から普通の草花が生育する乾燥した場所まで幅広く育てることができます。

ハナショウブは、連作を嫌うため、何年も同じ場所で育てていると、生長が衰えて来ます。

開花の直後には株分けして植え替えをし、同時に土壌改良もしておきます。地植えなら、2年に1回は植え替えを行います。鉢植えならば、毎年植え替えをするようにします。

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