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レンギョウの種類には何があるの?「連翹」の名前の由来は?

投稿日:2017年3月17日 更新日:

レンギョウ(連翹)は、春の訪れを告げる花として知られていますが、その果実は古くから薬としても利用されて来ました。

最近の映画の中にも、薬としてのレンギョウが登場します。ジュード・ロウ主演のアメリカ映画『コンテイジョン』です。

ストーリーは、原因不明のウイルスが大流行し世界を恐怖に陥れます。記者である主人公は、ブログにウイルスの特効薬がレンギョウだという出鱈目を書きます。

するとネットを通じて情報がまたたく間に広がり、店先からレンギョウが消え街は大混乱になるといった話でした。

ウイルスの大流行なんかより、信憑性のない情報が拡散されてそれに振り回されるネット社会の方が恐ろしいということを描いた作品です。

でも、一番恐ろしいのは、混乱して秩序を失った社会でやりたい放題になる人間の本性だと私は思いました。

さて、今回は映画『コンテイジョン』で脇役?影の主役?だった「レンギョウ」のご紹介です。

レンギョウ(連翹)について

レンギョウは、中国が原産のモクセイ科の落葉性低木です。レンギョウは、3月から4月の早春に、鮮やかな黄色い小花を枝いっぱいに咲かせます。

欧米では、黄金色に見える花を鈴なりに咲かせることから、「ゴールデンベル」と呼ばれています。

レンギョウ(連翹)という和名は、漢名の「連翹」を音読みしたものですが、これは日本で誤って付けられた名前です。

正しい中国名は「黄寿丹」で、「連翹」は本来中国では「トモエソウ(巴草)」のことをいいます。レンギョウが日本に渡来した時期は、平安時代とも江戸時代ともいわれています。

レンギョウは、観賞用だけでなく果実は薬として古くから利用されています。

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実には、トリテルペノイド、リグナン、フェニルエタノイド配糖体、フラボノイドといった成分が含まれ、疥癬、できものなど皮膚の化膿性疾患を治す効能があるとされています。

レンギョウの種類

レンギョウの品種にはいくつかありますが、庭木などとして日本で一般的に植栽されているのは、「レンギョウ(連翹)」「シナレンギョウ(支那連翹)」「チョウセンレンギョウ(朝鮮連翹)」の3種類です。

レンギョウとチョウセンレンギョウの枝は、弓なりに長く伸びて垂れ下がる特徴があるので「シダレレンギョウ」、シナレンギョウは枝が真っすぐ上向きに張って伸びる特徴があるので「キダチレンギョウ」と区別して呼ぶ場合もあります。

その他に、レンギョウとシナレンギョウを掛け合わせてドイツで作り出された園芸品種に、「インテルメディア」があります。「洋種レンギョウ」と呼ばれ、花が横向きに咲くという特徴があります。

レンギョウの育て方

レンギョウは、日当たりと水はけの良い場所で育てます。耐寒性、耐暑性ともに優れており、北海道南部より南なら日本全国どこでも植栽が可能です。

病害虫の発生も少なく、ガーデニング初心者にも育てやすい花木です。

レンギョウの植え付けは、真冬の時期を除いた11月から3月の落葉期間中に行います。植え替えの場合は、生長して来たら徐々に大きな鉢へと植え替えをします。

極端に大きな鉢に植え替えてしまうと、根が充分に育たないだけでなく根ぐされを起こしやすいので注意が必要です。

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