春の植物

ハナダイコンには食べられる種類と食べられない種類がある?

投稿日:2017年3月16日 更新日:

オオアラセイトウ(大紫羅欄花)は、大根の花に似た4枚の花弁を持つ薄紫色の花を咲かせるので「ハナダイコン(花大根)」と呼ばれています。

畑などで青々と茂った大根の葉はよく見かけるのですが、大根の花が咲いているのを見たことがないと不思議に思いネットで調べてみることにしました。

理由はいたって簡単、大根は花芽を付ける前に収穫をして商品として市場に出回り、畑には大根が無いから花を見かけないはずです。大根は春先になると、一斉に花芽を付けはじめます。

大根に花芽ができることを「トウ立ち」といい、この時点で大根の中には隙間ができはじめます。これを「スが入る」とか「スができる」いって、大根はこの状態で商品としての価値を失ってしまいます。

収穫の時期が終わってもまだ畑に残っている大根は、種を採取する目的で栽培されているものなので、この時こそ大根の花を見ることがでる機会だといえます。

そろそろおでんの季節も終わりかなーと思った頃に、まだ畑に植えられている大根があったら大根の花を見ることのできるチャンスなので忘れずに心にとめておこうと思います。

さて、今回は大根の花に似た「ハナダイコン」のご紹介です。

ハナダイコンについて

ハナダイコンは、中国が原産のアブラナ科の草花で、3月から5月に薄紫色の2~3センチほどの花を咲かせます。ハナダイコンには、様々な別名があります。

まず、和名を「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」といいますが、名前の由来は不明です。

他に、「ショカッサイ(諸葛菜)」という呼び名もあり、『三国志』で有名な諸葛亮孔明が軍隊の食糧としてこの種をまき栽培をしたとされることに由来しています。

また、「ムラサキハナナ(紫花菜)」の呼び名は、黄色い花で知られる「菜の花=ハナナ(花菜)」に花が似ていて紫色をしていることにちなんでいます。

様々な別名を持つハナダイコンは、17世紀(江戸時代)に日本に食用として伝わりました。名前にダイコンと付いてはいるものの、根の部分ではなく葉を食用とします。

ハナダイコンは、発芽率が良くこぼれ種でも容易に繁殖するため、今では全国各地で雑草化しています。

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ハナダイコンの種類と花言葉

同じハナダイコンの名前で同じくアブラナ科に、シベリアから西アジアやヨーロッパが原産地の植物があり、様々な別名を持つハナダイコンと区別するのに困ってしまいます。

どちらのハナダイコンも花の色は紫で姿がとてもよく似ていますが、ヨーロッパが原産のハナダイコンの方は食用にはなりません。

食べられるハナダイコンの花言葉は、『三国志』の諸葛亮孔明にちなんで「知恵の泉」です。

一方、食べられない方のハナダイコンの花言葉は、「競争」です。

アニメ『花の子ルンルン』に登場するハナダイコンの花言葉は「競争」だったので、食べられない方のハナダイコンを取り上げています。(アニメは、ヨーロッパが舞台なので当然ですが)

ハナダイコンの育て方

食べられるハナダイコンは、ポット苗の状態でガーデニング店などで売られているのを見かけることはほとんどありません。

ですから、ネット通販などで種を入手して育てるのが一般的となります。

ハナダイコンは、こぼれ種でも自生するほどなので、種まきの方法は直まきが簡単で良いかと思います。本葉が2・3枚になったらポットに植え替えて苗を育てます。

高温多湿を嫌うので、梅雨の時期から夏にかけてポット苗のまま涼しい場所で管理をします。10月を過ぎたあたりで、苗を日当たりの良い場所に植え付けます。

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