春の植物

アンズの品種を紹介!実が酸っぱいものと酸っぱくないものがあるの?!

投稿日:2017年3月14日 更新日:

アンズ(杏)は、元禄時代に伊達宗利の娘・豊姫が、第三代松代藩主・真田幸道に輿入れの際に、故郷を懐かしみ持ち込んだのがはじまりだとされています。

以来、松代藩はアンズの栽培を奨励し、今日まで盛んに生産が行われて来ました。

アンズは、はじめは咳止め薬として重用される種を採る目的で栽培されたのですが、江戸時代後期には実を食べるようになったといわれます。

松代藩が生産を奨励した地域は、現在「あんずの里」として観光名所となっています。

この「あんずの里」は長野県千曲市の森地区・倉科地区にあり、毎年春になると「あんずまつり」が開催されアンズの花を見るために大勢の人が訪れます。

もちろんご当地のゆるキャラだって存在します。「あん姫」といって、この地にアンズを広めたとされる豊姫をモチーフにしています。

「あん姫」はアンズの花をベースにデザインされていてとても可愛らしいのですが、近くにある温泉までも宣伝しようと風呂桶を持っているのがちょっと間抜けで残念です。さて、今回は「アンズ」のご紹介です。

アンズとは?

アンズ(杏/杏子)は、ヒマラヤを原産とするバラ科サクラ属の落葉小高木で、別名を「カラモモ(唐桃)」、英名を「アプリコット」といいます。

アンズは、桜よりも少し早めの3月下旬から4月ごろにかけてピンク色の花を咲かせます。また、初夏になると梅によく似た果実を付けます。

アンズの実は生でも美味しく食べられますが、ジャムやドライフルーツなどにも多く利用されています。

種は杏仁(きょうにん)と呼ばれ、咳止めや風邪の予防の生薬として使用されています。

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また杏仁は、現在「あんにん」と読まれることが多いのですが、杏仁豆腐に用いられていることで知られています。

アンズの品種と花言葉

アンズの品種には、長野県が原産の「平和」や「信州大実」、新潟県が原産の「新潟大実」、アメリカが原産の「ゴールドコット」、カナダが原産で実が大粒なのが特徴の「ハーコット」があります。

日本が原産の品種は、酸味が強く甘味が少ないため主に加工用に栽培され、アメリカやカナダが原産の品種は、酸味が少なく甘味が強いため生食に適しているという違いがあります。

アンズの花言葉は、「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」「疑惑」です。現在の日本では、花言葉などに関係なく「杏」の字を名前に使うのが人気です。

アンズの栽培方法

アンズは、日当たりの良い場所で育てます。

リンゴの産地である長野県をイメージさせるような乾燥した涼しい環境を好みますが、とりわけ暑さや寒さには強いので北海道北部を除けば日本全国で栽培ができます。

アンズは、生長して伸びた枝の中でも短いものに花を付け、旺盛に真っすぐ伸びた長い枝には花が付きにくい傾向があります。

剪定は、落葉する冬の時期に行ないますが、伸びすぎた枝を間引くよう切り詰めをしてやります。

アンズの実を収穫するためには、摘果といって余計な実を摘み取る作業を行います。

摘果をしないと実の生長が悪かったり、実が熟す前に地面に落ちてしまうことがあります。

また、付けすぎた実が多いと樹は余分に体力を消耗するため、次の年に実の付き方が悪くなるおそれがあります。

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