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ミツマタの育て方を考える!樹皮が1万円の原料になる?

投稿日:2017年3月10日 更新日:

ミツマタ(三椏)の樹皮には強い繊維があり、古くから和紙の原料として使用されて来ました。

それだけではなく、ミツマタは高級でシワになりにくくまた虫害にもなりにくいため、1万円札などの紙幣や重要な書類などに使われています。

日本では紙幣の用紙は、ミツマタやアバカ(マニラ麻)などを原料にしています。

ミツマタは、明治12年(1879年)に初めて紙幣の用紙の原料として採用されてから、現在に至るまでその伝統が受け継がれています。

お札というものは、人の手から手へと渡り、折りたたまれ、時には水に濡れることもあり、長い期間にわたって強い耐久性が求められます。

ちなみに日本銀行によれば、お札の平均寿命は1万円札で4~5年程度、千円札は使用する頻度が多く傷みやすいこともあり1~2年程度とされているそうです。

今回は、和紙だけでなく紙幣の原料にもなる「ミツマタ」のご紹介です。

ミツマタについて

ミツマタは、ジンチョウゲ科で中国およびヒマラヤが原産の落葉性の低木で、関東よりも西の本州、四国、九州地方に幅広く分布します。

ミツマタは、「三椏」や「三叉」と名前が付けられているように、枝が三つ叉(また)に分かれているのが特徴です。

ミツマタは、2月から3月ごろにかけて芳香のある、小さな半球状の黄色い花を咲かせます。花は、外側は白色で内側が黄色をしており下向きに咲きます。

ミツマタの樹皮は、強い繊維質が特性で日本では古くから和紙などの原料に使用されています。

和紙の原料には、ミツマタの他にもコウゾ(楮)やガンピ(雁皮)があります。

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いずれも樹皮(外皮の下にあるやわらかい内皮)の繊維を中心に和紙の原料として使われて来ました。

ミツマタの種類には、黄色ではなく赤い花が咲き香りがやや強い「赤花三椏(あかばなみつまた)」別名を「ベニバナミツマタ」や、中国原産で基本種より大きな花が咲く「大輪三椏(たいりんみつまた)」があります。

ミツマタの花言葉

ミツマタの花言葉は、「肉親の絆」「強靱」「壮健」「永遠の愛」「意外な思い」です。ミツマタの枝は3本にわかれているので、両親と子をあらわす「肉親の絆」という花言葉が付いたとされています。

また「強靱」「壮健」の花言葉は、ミツマタの樹皮が上質で薄くて強度のある和紙の原料として使用されていたことに由来しています。

ミツマタの育て方

ミツマタは、日向から半日陰まで幅広く植え付けることができますが、夏の西日や冬の寒風が当たらない場所が適しています。

特に若い苗木のうちは直射日光を嫌うので、高い木の株元近くなど木漏れ日の当たる場所が良いといえます。

ミツマタは、他のジンチョウゲ科の種と同じように移植がとても難しい樹木だといえます。植え付けの際は、他の場所に移動できないと考えて場所をよく選定することが必要です。

また、剪定もあまり好まないので、最小限にとどめるようにします。

さて、ミツマタといえば花の色は「黄色」、おまけにお札の原料にもなっていると聞けば家の西側に植えないわけにはいきません。

風水では、家の西側に「黄色」を配置すれば「金運」アップにつながるといわれているからです。

と言いながらもこれまでに、「黄色」の草花を数多く植えて来ていますので、果たしてその効果はいかに…。

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