春の植物

月桂樹の葉は虫よけになるのに樹は害虫の被害を受けやすい

投稿日:2017年2月27日 更新日:

月桂樹(げっけいじゅ)の葉で編んだ冠を月桂冠といい、古代ギリシア・ローマ時代には偉大な詩人などに授ける習わしがありました。

以後、すぐれた詩人に桂冠詩人という称号を与るようになり、近代イギリスではこの習慣を国家の制度にまでしています。桂冠詩人は、イギリス王室から給料を受もらい、国家王室の行事に際して詩を詠むことが仕事のいわば国家公務員ということになります。

イギリス王家から任命をされたこれまでの桂冠詩人には、有名な人物が多いのでしょうが、私が名前を知っているのはウィリアム・ワーズワース1人です。

ワーズワースは、本で読んだことはありませんが、映画『草原の輝き』の中で詩が登場するので知っています。

映画は愛し合う若い男女を描く青春映画なのですが、月桂樹の葉の香りのようにすがすがしいという内容ではなく、家庭環境やすれ違いなどで二人は結ばれることのない悲恋物語です。

ヒロインがワーズワースの詩の授業中に教室を抜け出し川に身投げするシーンは、思い出しただけでも切なくなりますが、今回は葉が甘くすがすがしい香りの「月桂樹」のご紹介です。

月桂樹(ゲッケイジュ)とは

月桂樹は、ギリシア、イタリア、フランスなどの地中海沿岸が原産のクスノキ科の常緑木で、樹高が10メートル以上まで大きくなるものもあります。

月桂樹は、4月から5月に黄白色の小さな花を咲かせます。

葉は、ローリエ(フランス語)で知られるように特有の甘いすがすがしい香りがあり、乾燥させ香辛料として料理に使われます。

月桂樹の花言葉は、「勝利」「栄光」「栄誉」です。古代ギリシャでは、詩や音楽などを競技として行い、その勝利者には月桂樹の枝葉で作った冠(月桂樹)を頭に被せ賞賛の意を表したことに由来しています。

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月桂樹の育て方

月桂樹は、水はけが良く肥沃な土と日当たりのいい場所を好みますが、半日陰でも丈夫に育ちます。月桂樹の植付けは、4月から6月または9月から10月に行います。

地植えは、根付いたなら特別に水やりをする必要はありません。鉢植えの場合も、あまり水はやりすぎずに、土が乾燥してから与えるようにします。

月桂樹の剪定は、6月から7月もしくは10月から11月に行います。

生育に合わせて年に1~2回、混み合った枝を切り落として風がよく通るようにしてやります。切り落とした枝は、洗って乾燥させたらポプリとして利用できます。

リラックス効果のある月桂樹の香りは、虫よけの効果もあるため室内に飾るのがオススメです。

月桂樹の害虫対策

月桂樹の葉は、お風呂の入浴剤として利用すれば疲労回復の効果があり、米びつなどに入れれば防虫・防腐・抗菌効果があるので虫除けとして使えます。

でも、月桂樹の木には害虫が付きやすく、カイガラムシ、ハマキムシ、テッポウムシなどの被害が見られます。カイガラムシやアブラムシの排泄物から、すす病が発生します。

すす病は、月桂樹に寄生する糸状菌(カビ)による病気で、株全体がすすをまぶしたように黒ずんで来ます。

殺虫剤を散布するなどの対策を取りますが、害虫は暖かくなるにつれ数が増えるので、4月頃から月2回ほど定期的に散布を行うことで被害を最小限に抑えるようにします。

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