春の植物

雛罌粟を育てるのは違法行為ではありません!

投稿日:2017年2月26日 更新日:

「アマポーラ 見つめつづけてきた~♪」
「アマポーラ」はスペイン語で雛罌粟(ヒナゲシ)の意味です。

「アマポーラ」という曲は、沢田研二さんが昔CMで歌っていたこともありましたが、何といっても映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で挿入曲として使われていたのを忘れることはできません。

「アマポーラ」は、1920年代にスペインで発表され、その後世界的にヒットした曲です。

ジェニファー・コネリーが、この曲に合わせてバレイのレッスンをする場面は、この映画の中でも最も美しいシーンで印象的です。この作品の中には、阿片窟でデ・ニーロが阿片を吸ってヘロヘロになる場面が登場しますが、阿片の原料となるは「ケシ」の実で「ヒナゲシ」には麻薬成分は含まれません。

この映画で「アマポーラ」は、花言葉にあるような「恋の予感」や「思いやり」や「慰め」のシーンに効果的に使われるので、音楽を担当したエンニオ・モリコーネの計り知れぬ才能を思い知ることとなります。

今回は、アマポーラこと「雛罌粟」のご紹介です。

雛罌粟(ヒナゲシ)とは

雛罌粟は、ヨーロッパ原産のケシ科の一年草で、雛芥子(ヒナゲシ)とも書き、虞美人草(グビジンソウ)やコクリコ(フランス語)、ポピー(シャーレーポピー)とも呼ばれます。

雛罌粟は、薄い紙のようなシワのある花びらが特徴的で、開花の時期は4月から7月です。雛罌粟は、基本的に花びらの数は4枚ですが、中には八重咲きのものもあります。

名前にケシと付いているため、実が阿片やモルヒネの原料となるケシと混同されやすいのですが、雛罌粟には麻薬成分は無く、育てても違法行為とはなりませんのでご安心ください。

夏目漱石の小説の題名にもなっている「虞美人草」という名前は、中国の古い言い伝えに由来しています。

それは、四面楚歌という言葉が生まれたことでも知られる、項羽と劉邦の最後の戦いの時の話しです。

項羽の愛人である虞美人が自害し、彼女を葬った墓に翌年夏に赤い雛罌粟の花が咲いたという伝説が元になっています。

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雛罌粟の花言葉

雛罌粟の花言葉は、「慰め」「恋の予感」「陽気で優しい」「いたわり」「思いやり」です。西洋での花言葉には、「忘却」「眠り」「想像力」があります。

また花の色別での花言葉は、赤色は「慰め」「喜び」、白色は「眠り」、黄色は「富」「成功」です。

雛罌粟の種類とリメンブランス・デイ

雛罌粟のうち野生種のものを「コーンポピー」、園芸種を「シャーレーポピー」と呼びます。

雛罌粟の種類には、シベリアで発見された「アイスランドポピー」や鬼罌粟(オニゲシ)またの名を「オリエンタルポピー」、それにケシ科でもケシ属ではなくハナビシソウ属の「カリフォルニアポピー(花菱草)」などが知られています。

雛罌粟の花は、おもにイギリス連邦の国々で戦没者の象徴とされています。リメンブランス・デイ(戦没者追悼記念日)といわれる第1次世界大戦の戦没者を悼む日には、赤い雛罌粟の花を胸に飾ります。

第1次世界大戦で最も激戦地であった西部戦線には、夏になると赤い雛罌粟の花が一面に咲き乱れていたからです。

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