春の植物

花梨を植えても銀次郎とウシジマくんはやって来る?

投稿日:2017年2月15日 更新日:

庭の表に花梨の木、裏には樫の木を植えると商売繁盛にいいとのことですが、これは花梨が「借りん」樫が「貸し」の語呂合わせから来ています。

でも、ミナミの帝王・萬田銀次郎や闇金ウシジマくんには通用しないのではないでしょうか。

借金に関してなら、石川啄木と野口英世のやんちゃぶりに敵う歴史上の人物は他にいないと思います。

石川啄木は、「はたらけどはたらけど」の短歌が教科書に載るぐらい有名な歌人ですが、働かずに友人の金田一京介氏から借金を重ね、その使い道は奥さんへの仕送りかと思いきや女遊び。

一方、黄熱病の研究で世界的に知られる野口英世は、偉人伝などで子供たちのあいだでも有名人なのですが、実は借金の名人で留学資金とか結婚の結納金とかの名目で大金を集め、これまた使い道は女遊び。

とにかく2人に共通する点は、借りた金は浪費して間違えなく踏み倒すこと。そんな借金王の2人が知っていたかどうかは分かりませんが、今回は「カリル」でなく「カリン」の紹介です。

花梨(カリン)と花言葉

花梨は中国原産のバラ科の落葉高木で、開花の時期は3月から5月で白かピンク色の花を咲かせます。

花梨の名は、花が美しく実が梨に似ているところから付けられました。

花梨の実は、大きくて黄色をした洋梨のような果実ですが、生では堅くてしぶいので食べられません。花梨の果実は、薬用やお酒や香りを楽しむなどの実用性で知られています。

花梨は果実に「アミグダバリン」という薬用成分を含み、咳、痰、喘息に効果があるため、カリンエキスとしてのど飴などに配合されています。

花梨の花言葉は、「努力」「唯一の恋」です。花梨によく似た実をつける「マルメロ」は、花梨と同じ科の別属になります。

また木材として流通しているカリンは、マメ科の全く別種の植物です。

花梨の化粧水

カリンエキスには、抗酸化作用を持つといわれるビタミンC、ポリフェノール、クエン酸、リンゴ酸、カリウム、ペクチン(食物繊維の1つ)が多く含まれています。

この有効成分を配合した「花梨の化粧水」は、保湿作用、殺菌作用、消炎作用があるとされ、とても人気があります。

花梨の果実の育て方

花梨には耐寒性があり、日当たりの良い場所であれば簡単に育てることができます。

寒冷地を好み暖かい地域では夏枯れてしまうこともあるので、育てるのに適した地域は、りんごと同じ関東以北となります。

花梨は、自家受粉が可能であるため果実は1本の木で収穫ができます。

花梨の木は、実が付きづらく数が少ないため間引いてやる必要はありませんが、虫に食われたものを取り除き、実が膨らみはじめる6月頃に病害虫被害を防ぐ目的で袋を掛けてやります。

さて、庭に植えると商売繁盛で縁起がいいとされる花梨ですが、石川啄木と野口英世の辞書には「カリル」はあっても「カリン」や「カリンエキス(略してカエス)」の文字は無さそうです。

あの時代に銀次郎やウシジマくんがいたなら、話しは違っていたかもしれません。

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