春の植物

庭桜の木の下には死体が埋まっている!鑑識を呼べ!!

投稿日:2017年2月17日 更新日:

「桜の木の下には死体が埋まっている」これはホラーの話しでも都市伝説なんかでもありません。

梶井基次郎の短編小説(小説というよりエッセイとか散文詩との見方もあります)『櫻の樹の下には』が元となっている有名な一文です。

桜があんなに美しい花を咲かせるのは、きっと何か理由があるに違いない。そうだ、桜の木の下には死体が埋まってる!そう作者は信じて疑わないという内容です。

アニメ『蟲師(むしし)続章』の第六話「花惑い」では、桜が美しい花を咲かせるのは蟲の仕業だとしています。

死体が埋まってのであれ蟲の仕業であれ、美しい花を咲かせるはずの桜は、どういうわけか昔から庭に植えるのは縁起が悪いとされています。

その一方で、桜の種類の中に「庭桜」という名前のものがあります。今回は、「庭桜(ニワザクラ)」という名の桜と育て方についてご紹介します。

ニワザクラとは?

庭桜は、高さ1メートルぐらいに生長する落葉低木で、4月から5月にかけてピンク色または白の花を咲かせます。

庭梅に似ていますが、庭梅は一重咲きであるのに対し庭桜は八重咲きです。庭桜の系統は、サクラ亜属ではなくニワウメ亜属とされます。

言い換えれば桜が『相棒』であるなら、庭桜はスピンオフ企画『鑑識・米沢守の事件簿』といったところでしょうか。

庭桜は、古名を「唐棣(はねず)」と言います。(唐棣は、庭梅またはザクロの花の古い呼び名でもあるという説もあります)

万葉集の中に「はねず色」として出て来るのですが、はねず色は「鮮やかな朱色に近いオレンジがかった薄い赤色のこと」で、「朱華」とも書きます。

はねず色に染められた着物が灰で洗うと色落ちすることから、はねず色は移ろいやすい心の枕詞として使われるようになったと言われます。

庭桜の育て方

庭桜の植え付けは、11月から3月に行います。暖かい地方なら秋に、寒い地方は春に植え付けます。

植え付けには、あまり乾燥しない日当たりの良い場所を選びます。植え付けた後には、たっぷりと水やりを行ってください。

庭桜は暑さ寒さに強く土質を選ばないので、育てるのが容易です。剪定はあまり必要ありませんが、葉が落ちた後に伸び過ぎた枝を切り詰め樹形を整えてやります。

夏ごろまでには花芽がつくられるので、剪定は花の咲き終わったすぐ後に行うのがよいでしょう。

庭に桜を植えると縁起が悪いのは?

無理やり庭桜からこじ付けるわけではありませんが、庭に桜を植えるのは縁起が悪いとされるのはなぜでしょうか?

「死体が埋まっている」それが理由なら、即警察に通報しなければいけません。「鑑識を呼べ!」で、待ってました!米沢守の登場ですよね。

木の下に死体が無いのであれば、「およそ遠しとされしもの」の可能性があります。今度はギンコの登場です。

『蟲師 続章』の「花惑い」では、桜の花が美しく咲き続けるのは「木霊(こだま)」という蟲の仕業でした。

でも、縁起が良くないとされる単純な理由は、「サクラチル」のように受験の失敗など悪い知らせに桜が用いられるためのようです。

庭に桜を植えないのは、とにかく手がかかり育てるのが大変だからです。

桜は毛虫などの害虫もつきやすくて駆除が大変、枝が早く伸びるので剪定が大変、それに大きく育つので家の庭みたいな狭い場所では管理するが大変。

結局、縁起が悪いからではなく、庭で育てるのに向いていないから植えないということになります。

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