冬の植物

シモバシラは自然現象でもあり植物でもありお菓子でもある

投稿日:2017年2月11日 更新日:

声優の早見沙織さんが、ラジオ『はやみんチャンネル』の中で「シモバシラ」を絶賛していました。「シモバシラ」といえば自然現象、早見沙織といえば斧乃木余接。(最近なら『終末のイゼッタ』のフィーネやろ!など数々の異論が出て来そうなのでこれ以上言及しませんが)

でも、声優界の人気者はやみんがラジオで言っていた「シモバシラ」は自然現象などではなく、お菓子の「霜ばしら」のことでした。

調べると「霜ばしら」は、宮城県の有名な冬期限定のお菓子で、サクッとした食感にふわっととろける舌ざわりと綿あめのようなやさしい味わいで人気殺到!予約注文待ち状態必至で、そうそう簡単には手に入らないシロモノなのだそうです。

お菓子の「霜ばしら」もレアなのかもしれませんが、シモバシラにできる霜柱もかなりレアです。

分かりにくいので言い換えると、植物の「シモバシラ」にできる「霜柱」は、まるで地上に氷の花が咲いたように見える現象で珍しいということです。

今回はお菓子ではなく、植物のシモバシラのご紹介です。

シモバシラという名の植物と霜柱

植物のシモバシラは、シソ科の80センチほどにまで成長する多年草です。夏のから秋にかけて白い穂のような花を咲かせるので、その名が付いたかといえばそうではありません。

冬に地上の茎が枯れ、そこに霜柱ができるので「シモバシラ」という名前なのです。

一般的に霜柱といえば地面の下にできるものですが、シモバシラという植物は地表に霜柱を作り、まるで「氷の花」が咲いているようでとても幻想的です。

霜柱は、地中の水分が毛細管現象で吸い上げられて凍るために起こる自然現象です。

(毛細管現象とは、コップの水にストローを挿すと、ストローの水がコップの表面より浮き上がることで知られる現象のこと)

植物のシモバシラに霜柱ができる理由は、地下でまだ生きている根から毛細管現象によって吸い上げられた水分が、地上の枯れた茎からしみ出し外の冷たい空気にふれて凍るからです。

シモバシラにできた霜柱は、地上に咲く氷の花のようで大自然の不思議を感じずにはいられません。

シモバシラの育て方

シモバシラは、鉢植えでも育てられますが、庭に植えるのが一般的です。シモバシラは、関東から西の本州各地、四国や九州に生息しており、比較的育てるのが簡単な植物です。

冬になると地上に出た茎の部分は枯れてしまいますが、地下の根は生きているので春になると芽が出てきます。

シモバシラを育てる場所は、よく日の当たる場所でも大丈夫なのですが、もともとは林や森の中で木漏れ日をあびて育つ植物なので、半日陰が適しているといえます。

湿地などに近い環境に生息し乾燥を苦手とするため、水やりはこまめに行ってください。

運が良ければ冬の寒い朝、氷の花(シモバシラにできた霜柱)を家で見ることができるかもしれません。

植物のシモバシラは植物園で見れる

シモバシラを家で育てることができなくても、氷の花は植物園などで見ることができます。東京都板橋区の赤塚植物園や千葉市都市緑化植物園、筑波実験植物園などが有名です。

どうしても大自然の中で氷の花を見てみたいという人は、東京の高尾山に出掛けてみるのもいいかもしれません。

でも、シモバシラにできる霜柱は自然現象、暖かくなれば氷の花は当然とけて無くなってしまいます。

どこに行くにしても、寒い冬の朝がんばって早起きをしないといけませんね。また、霜柱がいくら美味しそうに見えるからといっても食べてはいけません。

早見沙織さんがラジオで紹介していたのは、お菓子の「霜ばしら」。シモバシラにできる霜柱は、食べものでなく観賞するものです。お間違えのないように。

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